悪魔で契約社員(やとわれ魔王と悪魔は踊るストーリー 1/5)
悪魔で契約社員<グラン・ドリーム杯>の
ビジネスパートナー権をかけて
競い合うウォルターとケビン。
両陣営の戦いの行方は――
ウォルター
いよいよ試合が近付いて
まいりましたね。 何卒
よろしくお願いいたします。
まいりましたね。 何卒
よろしくお願いいたします。
オスクロル
緊張してきました……
私、本当に
お役に立てるでしょうか……
私、本当に
お役に立てるでしょうか……
ウォルター
問題ございません。
オスクロル様の腕前は、ギルド
でも評判でございましたから。
今となっては懐かしく感じ
られますね。 オスクロル様と
初めて会った日のことが……
オスクロル様の腕前は、ギルド
でも評判でございましたから。
今となっては懐かしく感じ
られますね。 オスクロル様と
初めて会った日のことが……
…………
……
数週間前――
ウォルター
お初にお目にかかります。
私、<ヴェスタWSC>の
ウォルターと申します。
私、<ヴェスタWSC>の
ウォルターと申します。
オスクロル
はぁ……私に
どのようなご用でしょうか?
どのようなご用でしょうか?
ウォルター
ギルドで、テニスの強い方を
お尋ねしたところ――
どの方もオスクロル様の
名前をあげられましたので
探しておりました。
お尋ねしたところ――
どの方もオスクロル様の
名前をあげられましたので
探しておりました。
オスクロル
まあ、そうだったんですか。
私なんかがそんな……
私なんかがそんな……
オスクロル
そこでお願いなのですが、
弊社の契約選手として大会に
出場してもらいたいのです。
弊社の契約選手として大会に
出場してもらいたいのです。
ウォルター
私がですか……!?
ウォルター
はい。 私と共に
優勝をめざして頂けませんか?
オスクロル様のお力を、ぜひ
貸して頂きたいのです。
優勝をめざして頂けませんか?
オスクロル様のお力を、ぜひ
貸して頂きたいのです。
オスクロル
……わざわざ訪ねてきて
くださったことですし……
私でお役に立てるのならば。
くださったことですし……
私でお役に立てるのならば。
ウォルター
ありがとうございます!
―さて、
あともう一人ですね。
―さて、
あともう一人ですね。
ミラ
ちょっと待ってー!
あたしもその大会に
出させてよー!
あたしもその大会に
出させてよー!
ウォルター
!
オスクロル
!
ウォルター
当方が求めているのは、
優勝できるほどの
プレーヤーなのですが。
優勝できるほどの
プレーヤーなのですが。
ミラ
その大会に出るために、
今まですっごく特訓して
きたんだから。 だからお願い!
今まですっごく特訓して
きたんだから。 だからお願い!
ウォルター
たしかに、自信と勢いが、
予期せぬ奇跡を生み出すことも
ありますからね……
承知いたしました。
ぜひ弊社の契約社員として
ジョインして下さい。
予期せぬ奇跡を生み出すことも
ありますからね……
承知いたしました。
ぜひ弊社の契約社員として
ジョインして下さい。
ミラ
やったー!
がんばっちゃうよー!
グラン・ドリーム杯って
いったら、世界中から
注目されてる大会だもの。
大会で活躍すれば、
信者獲得間違いなしね。
あたしにまかせておいて。
さらっと優勝しちゃうから!
がんばっちゃうよー!
グラン・ドリーム杯って
いったら、世界中から
注目されてる大会だもの。
大会で活躍すれば、
信者獲得間違いなしね。
あたしにまかせておいて。
さらっと優勝しちゃうから!
ウォルター
よろしくお願いいたします。
オスクロル
♪
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